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 Palette  Animesave

No,61  

ちがっておなじ


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「朝はあったかいココアとベーグルサンド」
「朝はあったけぇ緑茶に白米とみそ汁」
 
「………」
「………」
 
「バスオイルはローズで」
「風呂は檜だろ」
 
「………」
「………」
 
「デジュネは軽く野菜たっぷりのサンドイッチ」
「んなモンよりもっとがっつり肉が喰いてぇ」
 
「………」
「………」
 
 
 
「……そんなに合わぬのならば部屋も別けたらどうなのだ?」
  
 
 
「だって部屋別けるとコイツ自分の部屋に戻れねぇんだもっ」
「うるせぇなっどうせ寝る時きゃぁ一緒に寝んだから良いじゃねぇか」
「んだとっアタシが毎回毎回連れってやんなきゃ部屋にも帰れねぇくせにっ」
「んだとっこの城が広過ぎんのがいけんぇんだろうがぁっ」
「莫迦かっテメーの部屋ぁ隣なのに何で迷子になんだよっ」
「己が知るかっどのドアも同じ貌なのが悪いんだろうっ」
「どー謂う謂い訳だっ」
「うるせぇなぁっ」
 
 
 
「…………………」
 
 
 
全部違ったままでも
同じ場所に居たいのかと
師匠が独り
溜め息を吐いた
 
 
嵐簾太郎
2013/07/27 (Sat)


流石に
 
ねっ
TOPでイキナリ↓だと
「れんちくんどうした気でも狂ったか」
とかて思われそうやったもんでね…
あわてて息子夫婦を描いてみたり(笑)
 
関係ないが(・_・)
 
うちのサイトにこの二人求めて来てるシト居るんやろうか……謎ですな…
嵐簾太郎
2013/07/27 (Sat)


▲ 

No,60  

「剣の徒」


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「己が女だからか」
 
そう謂うと男は少し驚いたように眸を見開き
その後に小さく嗤って
「所詮はその程度か」
と己を罵った
 
「何を」と問い直せば
「主はそんな些細な事に囚われる程度の人間かと謂っているのだ」

今度は少し強めの口調で己の言羽を斬って捨てた
 
「女だ男だ等と拘って生きているようでは
剣士としては失格だな」
「………」
「出直して来い」
 
男は構えた闇を直し
己に向かって背を向けた
 
巫山戯るなと後を追う
 
腕を伸ばし
その背を捕まえようとした所で
ふいに振り返った男にその腕を掴まれ引き寄せられた
 
男の胸にぶつかるようにして抱きとめられると
男と己の対格差に一瞬胸の辺りが引き攣れたように痛んだ
 
 
何だ?
 
 
その痛みに眉を寄せやり過ごすと
男を睨むように見上げて「離せ」と凄む
 
だが男にはその程度の威嚇など通用する筈もなく
嗤って流された
 
「"己が女だから"と拘るのは
剣で負けた時の為の都合の良い謂い訳だろう」
「っ」
「女扱いされるのを嫌がっている癖に
その実一番それに囚われているのは主の方ではないのか?」
「……」
 
何も謂い返せず押し黙ってしまう
 
俯いた己の頤を捕まえて
男は上に向かせると高い位置から金の眸で見下ろして来た
 
とろりと融けるような黄金の琥珀
 
その奥に潜む荒々しい焔を見付け
腹の底が灼けるように熱くなった
 
 
何なんだよ
 
 
己の知らない感情が
殻ダの奥で勝手にぐるぐると蜷局を巻きはじめる
 
それに気付かないふりをして男の手を振り払おうとした
 
それでも強く掴んだ男の腕は動かず
己の非力さとひ弱な腕が憎らしく思えて仕方が無かった
 
 
やっぱり全然違うじゃねぇかよ
 
 
ずるいと思う
 
男に生まれ堕ちたと謂うだけで
剣士としては強さを保証されているなどと
 
ならば女の己はどうしたら良いのだ
 
どれほど鍛錬を積んでも
男のようにはいかない
 
どれほど身を削っても
男のようにはなれない
 
ならば己は剣士になれないと謂うのか?
 
己は…
 
 
「剣士はヒトではない」
 
 
はっとして男の眸を見つめた
 
輝く月光の玉が己を静かに見下ろしている
 
「主が女だと謂うのなら…そうだな」
 
 
己が貰ってやっても良い
 
 
冗談のような言羽を呟いて
男が己の額に唇を押し付けた
 
柔らかく
冷たいその感触に一瞬眩暈がする
 
腰にまわされた男の逞しい腕を覆う筋肉の
その貌に皮膚が泡立ち
それも良いかもしれないなどと
とんでもない事が頭の片隅からそろりと這い出て来る
 
 
己は一体何を
 
 
侮辱されたと感じても良い筈の言羽に
何故か心がもぞもぞと震えて
思わず男の腕にしがみつきそうになってしまった
 
危うい所でそれを堪え男を睨む
 
「どう謂うつもりだ」
「そのままの意味だが」
「……っち」
 
尚も貌を近づけようとする男を制して
腕から逃れようともがいてみるが
矢張りどうにも上手くいかなかった
 
「剣士はヒトではない」
 
もう一度同じ言羽を耳元で囁かれる
 
男の低い心地の良い聲に殻ダ震え
きゅっと殻ダの奥へと身が詰まるような感じに居たたまれず
足を擦り合わせた
 
「女も男もなく」
 
 
ただの獣だ
 
 
斬り
斬られ
 
刀一振りに人生をかける
 
 
剣士となりたければ
 
性別など捨て
ヒトなど捨て
 
剣士と謂う獣になれ
 
 
「そうでなければ」
 
 
このまま主を女として奪ってしまっても良い
 
 
 
甘やかな言羽と誘惑にくらりと視界が揺れる
 
己のそれの上に柔らかく触れた唇の冷たさに
耐えられず目蓋を閉じると
 
男は喉の奥で咲って己を貪った
 
 
 
 
 
 
剣士として生きたいのに
己の中で息づく"女"としての部分が
融けた殻ダの一部を流して悦ぶのだ
 
それが厭でたまらない筈なのに
 
男に触れられて抵抗出来ない己の心も確かに其処にはあり
己はその強さに抗えず男を受け入れてしまう

 
 
 
「お…れは…」
 
お前の良いようにはならないと
男の唇の端に噛み付いて背に爪をたてると
 
男が眸を細め
そうかと呟いた
 
 
 
忘れるな
 
 
 
手に負えない獣だからこそ
 
主は美しいのだと
 
男は咲って己を抱いた
 
 
嵐簾太郎
2013/07/27 (Sat)


拍手おへんじだおー
 
遅くなってすみませんっあわわ
 
*「サラダ大好き***」
サラダお好きですか
ウチあんまり…と言うか全然サラダ無いんですけども…
これでご容赦頂ければ…ありがたいです…
まりーもさんだけサラダの師弟って事で…
あんま見えないんですけどそのつもりって事で…あわわ
拍手ありがとうございましたっ(逃げた)

 
ぱちぱちダケの方も何時もありがとうございますっ
嵐簾太郎
2013/07/27 (Sat)


これ
 
がっつり見えてるばーじょんもあるんですが……
それはまぁ……
次の更新の時にでもって事で……もにょもにょ…
 
兎に角師匠が変態にしか見えないって事にがっかりですわいやー
嵐簾太郎
2013/07/27 (Sat)


▲ 

No,59  


            IMG_000059.png ( 5 KB ) by しぃPaintBBS            
 
「……ん?(何をしようとしてたんだっけか……)」
 
嵐簾太郎
2013/07/20 (Sat)


ども
 
すんませんほっときっぱで申し訳なく
 
そんなワケでちょこっとだけ更新してみたのさ
何かMZPばかしでモウシワケナイ…
DLも描きたいんやけども…拍手もMZが多いんでそちの方が良いのかなぁ…とか…もがもがもが
もっとがんばろっと…うん
 
拍手ありがとうございますっ
ぺこぺこっっ
嵐簾太郎
2013/07/21 (Sun)


▲ 

No,58  


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草原を翔け抜ける風の如き碧
 
嵐簾太郎
2013/07/20 (Sat)


とりえず
 
師匠は服着て下さいっΣ(゚Д゚;
嵐簾太郎
2013/07/07 (Sun)


いろいろ
 
途中放棄した絵ども
いろいろあれだけどもういいや
 
具合わるいからもう寝よう(..)
嵐簾太郎
2013/07/07 (Sun)


▲ 

No,57  


            IMG_000057.gif ( 72 KB ) by Upload            

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ギンキョウの葉音に耳を傾ける金
 
嵐簾太郎
2013/07/07 (Sun)


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